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小学生のころに栄養士の方とお話しするのが好きで、中学生時代に食材が持つ薬効に言及する本を読んで感銘を受けたときから栄養士になりたいと思っていました。浅田給食に入社したきっかけは、メディカル事業部という言葉に惹かれたところも大きいです。小さなお子様向けの食にも携わってみたかったこともあり、取引先様の中に保育施設もある当社に飛び込みました。親離れするため地元である北海道から大阪に移り住んだこともあって、最初は不安もあったのですが、職場のみなさんはやさしいですし、マンガやゲームの趣味が合う同年代の同僚もいるので毎日楽しいです。長く働けそうだと感じています。
私が勤務するセントラルキッチンでは、毎日1500食分の食事をつくっていて、いまは最終工程である調理済みの食材をパッキングする作業に取り組んでいます。食材の効能や添加物の安全性について質問される機会も多いので、お昼休みや自宅に帰ったあとにテキストを熟読して知識を身に付けていますが、学生時代より勉強が楽しいです。働いたことで、身に付けた知識がどのように役立つかが理解でき、モチベーションがわいてくるようになりました。それに、セントラルキッチンであってもアンケートの形で感想が帰ってくるので、喜んでいただけると気分も上がります。これから栄養士を目指す方にも、働くと本当のやりがいや楽しさが見えてくるよと伝えたいですね。

管理栄養士として茨木市にある老人保健施設の調理場で、調理師や調理補助をまとめる責任者をしていて、「喜ばせごっこ」という指針を掲げてチーム一同がんばっています。食事を通して人々の喜びをつくることは私たちの使命ですが、気負いすぎると苦しくなってしまうもの。やるべきことに対し、軽やかでワクワクする響きを感じる「ごっこ」をつけた方が、楽しみながら努力できるのではと思いつき指針にしました。喜んでいただくために力を入れているのは、みんなで幸せを共有できる献立づくりです。
家族が食卓を囲んで一緒に同じ料理を食べながら「これ、おいしいね！」と言い合う風景こそ、私は食事の原点だと考えているので、それを再現するためにも嚥下（えんげ）の悪い方もなるべく普通食と同じ状態で料理を提供できるようにしています。魚を例にあげれば、以前に白身をすり身にして山芋を混ぜ込み、舌でつぶせるギリギリの固さに調整することで食べ応えと食べやすさを両立した真薯（しんじょ）をつくりました。もちろん、見栄えにもかなりこだわっています。手間を惜しまず仕事に取り組めるのは、やはり入居者様の反応を直接見られる部分が大きいです。
職場としても働きやすく、子どもが小さいときは時短勤務にしてもらえました。産休・育休から復帰した栄養士も当たり前に活躍している会社なので、いつまでも志を持って働けます。ぜひ一緒に、浅田給食で「喜ばせごっこ」をしましょう！